勉強好きな教養人が陥りやすい、危険な罠

 皆様こんにちは、ブルーミング・カウンセラーの門田由貴子です。

 コンサルティングや研修の場面で、よく見る困ったタイプがあります。
そして、ここ最近、急に増えているような気がします。

 私が何かを紹介すると、
「そんなの、知っているヨ。」
「それなら、とっくの昔から知っています。」
 という冷ややかな反応が・・・。

 その方のニーズは、次々に新しいモノを知りたい、自分がまだ知らな
いことを知りたい、教えて欲しい、ということでしょう。

 よく言えば、知的好奇心の旺盛な、勉強好きな人です。

 そして、モノシリな自分に自信を持っているのでしょう。

 このタイプの価値観は、「多くのことを知っている人=エライ」。
 
 同時に、彼らの表情や態度からは、
「オレはよく勉強しているので、教養人だ、知識人だ」
「博学で知識人である私のことを、リスペクトしろ」
というような、傲慢さも透けて見えてきます。

 正直に言って、できればお付き合いしたくないタイプです。

 
 ところで、知識をもっていることは、そんなにエライのでしょうか?

 たしかに、100年前なら、世の中に情報が欠乏していた時代。

 学者や政治家・官僚、財閥系の実業家、地元の名士など、ほんの一握
りの特別な人だけが、高等教育を受けて、そのリアルな人脈を経由して
貴重な情報を手にしていた時代。

 一般庶民のところには、そういう情報は絶対に伝わってこなかったの
ですから、その時代なら、たしかに「知識や情報=富や権力の象徴」と
言えたでしょう。

 しかし、今はどうでしょう?

 今時は、小学生でさえ、学校の宿題をするのに、GoogleやYahooを
使っている時代です。

 誰だって検索ポータルを使えば、、世界の最先端情報や、学会で発表
されたばかりの最新情報をも、無料で、自宅にいながらにして入手でき
る時代です。

 そうなれば、自分の脳細胞の中に、わずかな知識を記憶していること
を自慢して、何の価値があるのでしょうか?

 ある学者の説によれば、大抵の人がもっている情報・知識は、すべて
USBメモリに入る程度。その情報価値は、100円未満だとか。

 つまり、今は、情報や知識には、ほとんど価値がない時代です。

 一般の書籍やホームページで公開されている程度の情報には、たいし
て価値がないのです。

 ですから、「モノシリ」な自分を鼻にかけて、その知識をひけらかす
なんて、自分の浅はかで薄っぺらな人間性を宣伝しているのと同じです。


 このタイプは、ビジネスの場面で実際はどうでしょうか・・・。

 実は、このタイプは、職場不適合を起こして、職場でのトラブルメー
カーになりやすいタイプなのです。

 あるいは、本人は自分を優秀だと思っているのに、他人からの評価が
得られないため、それを根に持ってクレーマーになりやすいタイプです。



 この仮説を確かめるのは、簡単。こうするんです。

「そうですか、ご存知なんですね。では、ここでやってみて下さい。」
と、1枚の紙を渡します。

 5分ほど待ってから見てみると・・・。

 その人は、真っ白な紙を前にして、冷や汗をかいていることでしょう。



 もう皆さんはお解かりですよね?

 その人は、「知っている」けれど、「できない」人なのです。

 あるいは、「知っているツモリ」なだけ。
実際には、「役に立たない浅い知識しかもっていない」のです。

 つまり。

 「知っている」と「できる」とは、まったくの別物。雲泥の差。
 
 「知識」と「実際に成果を出せる能力と経験」とは、石ころとダイヤ
モンドほど、違うものです。

 この当たり前のことが、大事なんですね。

 

 ここ数年は、「お勉強ブーム」だったようで、セミナーや初心者向け
のビジネス書が大流行でした。

 その「お勉強ブーム」に乗って、薄っぺらい知識を仕入れて、それで
「賢くなったツモリ」という病気が伝染してしまったようです。


 しかし、本当にカシコイ人は、次のような人のことです。

・その知識の本当の使い方、役に立て方を知っている人。
・その知識を使って、実際に行動した経験を持っている人。
・その経験から、自分なりの法則やルールを見出した人。
・どのような場面でも、その知識を使って成果を出せる能力がある人。


 たとえば、私はいろいろな企業で、論理的思考法や問題解決技法など
を教える研修をしています。

 ロジカルシンキングといえば、システム思考、仮説思考、MECE、
ロジックツリーなどは必ず習うキーワードですね。
 皆さんも、こういう言葉はどこかで見覚えがあるでしょう。

 では、その知っていることを、実際にできているのか?と問われれば、
どうでしょうか?

 「使える」「できる」「成果が出せる」のと、「知っている」のでは、
月とスッポンの違いです。 

 これらは、「知っている」だけでは、まったく何の役にも立ちません。

 
 勘違いしないで下さいね。
 勉強するなと言っているのではありません。勉強は大いに必要です。

 でも、「勉強した」「知った」ということだけで満足しないで下さい。

 せっかく勉強したのなら、次のステップに進まなくては。

 その知識を使って、身体を動かして行動し、経験を積み、実際の仕事
の場面で、具体的な成果を出す経験につなげて欲しいのです。

 それをやって初めて、知識があなたの役に立ち、能力が身に付くこと
でしょう。



 企業の人事の世界では、「能力」をこのように定義しています。

 「能力= 実務での行動を通じて、成果を出した事実の蓄積」

 つまり、知っている、可能性があると言うレベルでは、能力とは認め
ません。           
 知識を使って何度も行動して、他人にもわかる成果を出して初めて、
能力があると認められるのです。

 

 例えば、先月は「2日でマスターする!問題解決の黄金メソッド」と
いう2日連続のワークショップを開催しました。
 http://www.ethos-net.com/bizpower/solution.html

 このワークショップは、「定員4人」という超少人数制。
 したがって、1人ひとりの演習内容をじっくりと拝見して、添削指導
もできますし、1人ひとりの理解度やレベルに応じた指導もできます。

 先月にご参加された方のご感想は、次の通りでした。

「論理的思考法や問題解決技法を知っているけれど、使い方を知らない
 人、うまく使えていない人に薦めたい。」

「自分の手を動かして、実際にワークに取り組めたことが貴重な経験に
 なった。」

「自分の思考の癖を指摘していただいたので、気付きが大きかった。」


 まさにご参加された方は、ただ講義を聞くのではなく、実際に自分の
手を動かして行動してみたからこそ、「知っている」と「できる」の
違いを、まざまざとご理解されたのではないでしょうか?

 この違いを実感することが、大きな成長につながる第一歩です。
 
 そして、2日の中で、何度もトライ&エラーを繰り返す経験を通じて、
「できる」「使える」レベルに近づいていきます。

 
 この「2日でマスターする!問題解決の黄金メソッド」のご評価は、
「非常に満足」でした。
http://www.ethos-net.com/bizpower/solution.html

 そこで、急遽、私の日程を調整して、3月、4月にも開催することに
いたしました。


 ぜひ、あなたも、「知っている」から「できる」レベルに進んでくだ
さい。

 【問題解決の黄金メソッド】をマスターすると、ビジネスや人生で
困ったことが起っても、冷静にサクサクと解決策を見出せる人になりま
す。
 それは、一生、あなたを支えてくれるスキルになることでしょう。

 
 そして、あなたが、「知っている人」から「できる人」へと
ステップアップする、絶好の機会となることでしょう。
  

      皆様のキャリアアップ、スキルアップをサポートします   
                      門田 由貴子  

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門田 由貴子
◆本サイト管理人◆
門田由貴子(かどたゆきこ)
組織変革コンサルタント、
キャリアカウンセラー。
社会人向けセミナー主宰。
仕事の傍ら大学院(慶應SDM)で勉強中。
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