目標達成の鍵は、「思考の明確さ」にあり

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 前回のメルマガで、目標設定についてご紹介しましたところ、何人か
の方からご質問をいただきました。
 そのうちの一つをご紹介いたしましょう。 

<ある方からのご質問>
Q.目標を実現させるためには、高望みをやめて、実現可能な低い
  レベルまで、目標を下げればいいんでしょ?


 このご質問に対する私の回答は、「NO」です。

 確かに、目標を低いレベルに設定すれば、実現確率は高まるでしょう。
 
 しかし、それで、あなたは満足できるでしょうか?

 そもそも、「やれば当然できる」ことを、目標と呼べるでしょうか?

 
 たとえば、21日(土)AMに開催予定にしているのは、
「2012年の目標設定&潜在意識インストール」というワークショップ。

 ここでは、ご参加者の目標の実現確率が高まるように、そのコツを
ご紹介させていただく予定です。

 しかし、そのコツとは、目標のレベルを下げることではありません。

 むしろ、場合によっては、目標のレベルをもっと高く設定するように
アドバイスするかもしれません。

 ちなみに、私がアドバイスする際の視点の一つは、「明確さ」です。

 漠然としてうすぼんやりとした状態では、「目標」とは呼べません。

 それは、「はかない夢」だったり、「現実味のない願望」です。
 こんなものが、実現するわけはありません。

 そこで、この夢や願望を、もっと具体的に鮮明に状況描写できるよう
に表現し直して、「明確さ」を高めて行くのです。

 うすぼんやりした目標は、叶えようがありません。行動できません。

 それを、目標自体をもっと明確にするだけで、方法が具体化され、
行動しやすくなり、実現確率が高まっていくのです。

 

今年、本気で達成する目標は何ですか?

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 子供の頃は、書き初めをして、新年の目標を宣言したものです。

 さて、あなたの2012年の目標は、何ですか?
 
「夢や希望を見なくなったら、その人の人生は終わったも同然」
 と、どこかで誰かが言っていたのが、強く印象に残っています。

 確かに、私が日頃から「師匠」と思って尊敬している魅力的な人たちは、
70代・80代になっても、気分だけは少年少女と同じ。

 いえいえ、今どきのヤル気のない若者よりも、ずっと若々しいのが特徴的。
 
 いくつになっても、「あれをやってみたい」「あそこに行ってみたい」という
夢や希望をもち、しかも、口先で言っているだけではなく、本気で実現しよう
と画策して、次々に実現していく行動力には頭が下がります。

 それが、元気の源であり、若さとパワーの秘訣なのでしょう。


 しかし、反対に、毎年のように目標を掲げているにもかかわらず、少しも
その実現に近づけないタイプの人がいるものです。

 それは、個人だけではなく、企業でも同じです。

 コンサルタントという立場から、私はよく色々な企業の「中期事業計画」や
「事業戦略」と書かれた資料を拝見します。

 その資料を見ると……。

 ほとんど、一瞬でわかるんです。

 その事業目標が、達成可能か、はたまた「絵に描いた餅」か。


 何が違うのか?

 一言でいえば、目標の内容と表現が違います。

 ダメな企業ほど、美辞麗句のオンパレードです。
カッコいい文学的表現で、夢物語のような項目がいっぱい並んでいます。

 でも、ほとんどは、具体的な戦略と戦術を伴わない精神論。
 これでは、実現できる根拠がないので、目標は虚しいものとなるでしょう。


 反対に、着実に目標を達成する企業は、見れば見るほど「本気」が伝わって
くるのが特徴的です。

 どんなに高く困難な目標であっても、それを実現させる戦略と戦術が明確で、
その目標値の根拠が明らかになっていれば、ほぼ堅実に実現できるものです。

 つまり、目標は、その目標を作る段階で、達成できるかどうかが既に決まって
いるのです。


2011年の終わりと来年のスタートに向けて

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 お陰様で、12月に入ってから、まさに文字通り「師走」の日々を
過ごしております。

 元々12月でプロジェクト完了の予定だった仕事は、その追い込み。

 その合間に、クライアント企業からは、
「年内にどうにかなりませんか?」
 という緊急コールがかかり、急遽出かけていくことに…。

 巷にジングルベルのBGMが聞こえ、ショーウィンドウがクリスマス
の飾りつけに変わると共に、多くの人が感じますね。

「これで、今年も終わりだ…」と。

 年内の仕事は、いよいよ追い込みに忙しくなるかもしれません。

 でも、その忙しさの嵐が過ぎ去ったら、ぜひ、冷静に考えてみる時間
を確保しましょう。

 このタイミングで、すべての人に考えていただきたいことは、

(1)今年の成果: 完了、達成、成就、入手したことは何でしょう?
(2)今年の反省: 未完了、未達、未実現、失敗したことは?
(3)今年の教訓: 今年、あらゆることから学んだことは何?
(4)来年の対策: (2)を繰り返さないための具体的な対策は?
(5)来年の目標: どのような年にして、何を手に入れますか?
(6)目標達成の戦略:(5)が必ず成功するための具体的な方法は?


 もちろん、多くの人が、職場ごとに「成果と反省」をしていること
は、よく知っています。

 しかし、多くの企業での検討内容や資料・ミーティング風景を拝見し
ているコンサルタントという立場から言わせていただくなら、
検討内容にヌケモレが多いのが、気になります。

 特に多く見られるのは、上記のうち(1)と(2)は考えるものの、
(3)(4)の深い検討と議論をしないまま、安易に(5)の目標を
掲げている企業です。


自ら考えて行動するのが、デキる人への第一歩

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

『選ばれる人になる34の習慣』 http://amzn.to/nYMcZq が発売されて
以来、お読みくださった方からキャリア・カウンセリングのご依頼を
続々といただいております。

 お話を伺ってみると、多くの人が、こんな思いを抱えているようです。

「毎日こんなに頑張っているのに、どうして上司は認めてくれないの?」

 ここで、たいていの場合は、「頑張っている」という内容や方法を
詳しく聞いてみます。

 すると、ときどき、ちょっとだけ「頑張りどころ」がズレている人が
いることに気が付きます。

 それは、何だと思いますか?


 では、反対に、日頃から部下の様子を見ている上司たちの話を聞いて
みましょう。
 
 そこに、「頑張っているのに、認めてもらえない」と嘆く人の、その
原因と解決のヒントが見えてくるのではないでしょうか?

 私のようなコンサルタントは、経営幹部や管理職が考える「問題」を
お聞きする機会が非常に多いのですが…。

 多くの企業の経営者や管理職から、いちばん多くいただくご相談
(グチ)は、これです。

「ウチの部下は、いちいち具体的に指示されたことしか、対応できない」
「自分の頭で考えることができなくって困る」
「自分で考えて行動できる人が極めて少ない」

 
 さて、勘のいい方は、もうお分かりですね。

「頑張っているのに上司に認めてもらえない」と嘆く人の多くは、
上司から指示されたことに、一生懸命に対応しています。

 それはそれで悪くはないのですが、決して十分ではありません。

 指示されたことに対応し、実行し遂行することは、ある意味で、
お給料をもらって働いている立場の人なら「当然のこと」です。

 どんなに一生懸命に対応したところで、上司からは、
「業務命令なんだから、やって当然。できて当然」
という評価しかもらえません。

 指示されたことをやっているだけでは、決してプラス評価にはつなが
らないのです。
 
 では、あと何が足りないのでしょうか?

優良なリーダーとは、知恵と成果を出せる人

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 ここ数年間、コンサルティングに入った企業で感じることがあります。

 それは、リーダーが誤った指示を出すと、社内は混乱するばかりか、
業務の生産性が落ちるし、事業戦略どおりの成果は出ない。
売上も利益も、生産性も、業務品質も低下する。

 という、当たり前といえば、当たり前のことです。

 なんで、こんなことが気になるのか?

 それは、企業のあちこちに、ミスリードする「困ったリーダー」が
目立つからです。

 たとえば……。

・社内各部署の業務改善を指導する立場の部署が、誤った指示を出す。

・グループ子会社の業績を改善指導する立場の人が、経営状況をよく
 理解できていないため、まちがった指導をしている。

・情報不足のスタッフ部門が、事業環境や社内の業務の状況を把握せぬ
 まま、トンチンカンな指示をライン部門に出している。

・社内の従業員を指導すべき育成担当者が、社内でもっとも勉強不足で、
 そのため、正しい知識や方法を充分に教えられていない。

・ものを知らない管理職やリーダーが、時代錯誤な対応をして、部下を
 困らせ、部下のストレスを高めてしまっている。
 この結果、優秀な従業員ほど、さっさと退職してしまう。
 

 …… こんな例は、いくらでも挙げられます。

 困っているのは、そのトンチンカンな指示を受けてしまった部署や
人々です。

 あからさまに反発はできない。
 だから、表面的には協力的に従うしかない。

 とはいえ、元々がトンチンカンな指示です。
 真面目に対応するだけバカらしい。

 真面目に対応する人は、その分、本来の仕事ができませんから、業務
が停滞したりスピードダウンしてしまいます。

 本当に、困りますよね…。

 本来の優秀なリーダーとは、知恵と成果を出せる人のはず。

 ところが、「困ったリーダー」が、企業の業績を落とし、業務スピー
ドを低下させ、業務品質を落とし、無駄な労働時間を増やし、高コスト
体質を招いてしまっている張本人なのです。
 

 どうして、こんなことになってしまうのでしょうか?


どの本を読むべきか?と迷う人のための案内書

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 どうやら、多くの人にとって、秋〜冬は読書シーズンのようですね。

 私も、あちこちの研修や講演に呼ばれるたびに、必ずといっていいほ
ど「週に1冊は読書を!」とお話しています。

 企業内でコンサルティングプロジェクトをスタートさせるときには、
一緒に検討していくメンバーと、共通言語をもち、情報共有するために、
「課題図書」を指定して、主要メンバーには必ず読んでもらいます。

 なぜなら、考えてアイディアを出すための基礎が、読書による情報収
集にあるのですから。

 アイディアが出ない人は、情報が足りないのです。

 ここでいう「情報」は、WEBサイトで無料で見られるようなものは
含みません。

 読書習慣があり、継続的に読書し続けている人と、まったく本を読ま
ない人では、数年の間に、目に見てわかるほどの差がつきます。

 たとえば、ちょっとしたメールでも、文章の書き方が違いますね。

 見る人が見れば、一瞬でわかってしまいます。

「あ、この人は、ものすごく聡明な方だなぁ」と思われるか、
「あらあら、この人は基礎的な日本語能力が…」と思われるか。

 まず、使っている言葉のボキャブラリーが違います。

 そして、話の順序、文章の論理展開が、その人の思考力を物語ります。

 ボキャブラリーと論理展開を見れば、その人の仕事力のレベルが、
だいたい透けて見えてきます。

 たとえば、メールで言葉足らずな人は、仕事をしていても、細部に
配慮できず、細かいミスや不整合、トラブルが発生しがちです。
ヌケ・モレが多い、という意味ですね。

 あるいは、メールで、意味不明にグチャグチャしている人は、やはり
仕事の進め方も、場当たり的で、段取りがうまくありません。
たいてい、何か肝心なことが抜けていたり、余計なところに無駄な時間
がかかり、スケジュールが混乱することも…。

 その反対に、メールだけで必要な連絡が充分に取れる人とは、仕事が
非常に効率的で、ムダがありません。
 そして、仕事が早く正確な人が多いですね。

 つまり、日頃から継続的に読書している人は、思考力・段取り力が高
まり、表現力・説明力も優れているので、仕事がスムーズに進み、
ストレスがあまりかかりません。

 お互いに、そんなふうにスムーズに進んだら、楽ですよね?

 さて、こんなふうに読書習慣のメリットは仕事面で現れるものです。


人の業務適性や個性を客観的に把握するツール

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 今回は、「人事寄り」のお話です。
 経営者・人事部門・管理職の方々には、ご興味があると思います。
 

 だいぶ以前のことですが、『ドラゴンボール』という漫画を読んでいて、
中に出てくるツールで「これ、いいなぁー!」と思ったモノがあります。

 それが、「スカウター」というメガネ型の機械。

 このツールを使って敵を見ると、瞬時に、相手の能力がデジタル表示
されるのです。

 「戦闘力 5700」という具合に。

 こんな便利なものがあれば、目の前にいる「人間」をもっと理解でき
るようになり、相手とどのように付き合うべきかがよくわかるのに……。


 そう思いつつ、いままでにいくつも、「人間を理解するツール」に関し
てリサーチし続けてきました。

 たとえば、交流分析に代表される心理分析手法の数々。
 MBTIやエニアグラムに代表される、性格分類。
 社会的な対人折衝特性を見るソーシャルスタイル。
 先天的な宿命と資質・運勢を見るのに、ホロスコープや四柱推命。

 それぞれの手法は、いずれも理論的に確立しているものなので、目的
に応じて便利に使ってきました。

 ただ、『ドラゴンボール』に出てくる「スカウター」のように、数字で
デジタルに表示されるものではないのが、残念なポイント。

 ……と思っていたら、あるんです!


「この先どうなるのか?」を考えてみる

 

 こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 今週は、コンサルティング、研修、セミナー、カウンセリング……を
通じて、様々な方とお会いしていました。

 あるきっかけで、ふと怖くなりました。

「この先どうなるのか?」「自分はどうすべきか?」を、自分の頭で考え
ようとしない人は、これからどうなってしまうのだろうか?と。

 そんなときに思い出したのが、東北の被災地でお会いした船長の奥様
のお話です。


<ここから、船長の奥様のお話>

 彼女が港で仕事をしていたときに、大地震が起きました。
 立っていられないほどの大地震。
 地面は波打ち、建物は悲鳴をあげる。

「これは、たいへんなことになる!」
 そう思って、すぐに自宅に戻り、避難の準備を始めました。
 車中のラジオでは、「津波が来ます!避難してください!」と連呼。

 ところが、彼女の自宅の周辺では、誰も避難しようとせずに、のんび
りしている。
「避難しなきゃ!津波が来るよ!」といくら言っても、ご近所さんたち
は少しも慌てた様子がない。

 彼らの言い分は、
「だって、この前の地震でも津波は来なかったじゃない。
 避難警告の放送も鳴らないから、今回も大丈夫よ」

 説得に応じる気配がないから、あきらめて彼女は一人で高台に向かう。

 津波が来たのはその直後。
 彼女の自宅は、あっという間もなく一瞬で土煙をたてて、津波に呑み
こまれてしまった。



1冊の本から広がること

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 前回、このメルマガで、同じ本を読んで話し合うことで「共通言語」
が手に入り、仕事の効率が高まる、というお話をいたしました。

 これに対して、何人かの方から、ご質問や返信がありました。

「職場にも友人にも、同じ本を読みそうな人が見当たりません。
 こんな場合は、どこで誰と話し合えばいいのでしょうか?」

「職場の同僚とでは、仕事以外の話をするような関係ではありません。
 また、同僚と話をしても、あまり役に立つような話は聞けそうに
 ないのですが、どうすればいいですか?」
 
 確かに、「誰と」話し合うか? 

 話し合いをするなら、その相手の選択が、最も重要です。


 正直に申し上げれば、日頃からほとんど読書をしない人に、本を読ん
だ感想を聞いてみても、あまり興味深い話は出てきません。

 ちなみに、ある会社にコンサルティングに入った際に、職場のリーダ
ーたちを集めて、課題図書を読んだ話し合いをしたことがあります。

 すると、出てきた感想は……

「この本は、文字ばっかりで読むのが大変でした。もっと絵やイラスト
 がいっぱい入った本を選んでほしかったです」
「漢字が多くて読みづらかったです」
「まだ25ページ目までしか読めていないので、感想はわかりません」
 ……。
 さすがに、リーダーたちの発言を聞いて、この会社の社長は愕然と
していました。 
 
 せっかく本を読んでいただいたのに、誰も「本の内容に対する感想」
を語ってはいませんね。

 残念ですが、このようなメンバーとでは、いくら話し合っても、得ら
れることは少ないでしょう。


共通言語を持つ意義と効果

  こんにちは、組織変革コンサルタントの門田由貴子です。

 面白い映画を見たら、その感動を友人たちと分かち合いたい!と
思ったことがありませんか?

 同じ映画を見た友人とは、
「あのシーン、むちゃくちゃ笑えたね〜!」
「そうそう、あのときのヒロインの顔は、最高だったねー!」
という具合に、いちいち細かい点を説明し合わなくても、話が早いし、
同じシーンを見ているので、楽しさも面白さも、言葉で説明しなくても
充分に伝わります。

 その上で、同じ情報を共有して、感想や感動を分かち合った「仲間」
という意識が、お互いに強くなっていくものです。


 ところが、自分の周りに、その映画を見た人が一人もいなかったら、
どうでしょうか?

 いくらその映画の面白さを語ってみたところで、映画を見ていない人
にとっては、理解してもらえず、話も盛り上がりませんよね?

 ですから、その映画の良さをわかってほしければ、周囲の人にも同じ
映画を見てもらって、情報を共有したうえで語り合う必要があります。


 これが、映画ではなく、仕事に関することだったらどうでしょうか?

 自分一人だけが何か新しい理論や技術を学んで、それを職場や社内に
普及させたいと思っても、そもそも知らない人を相手に説明するのは
とても大変なことです。

 自分は既に知っていることに基づいて、様々な意見を提示しても、
相手はその前提となる情報や知識を持っていないのですから、意見を
いくら丁寧に説明してみたところで、「???」という顔をされるばかり。

 そのうちに、説明するのが面倒臭くなってしまい、あきらめてしまい
がちです。

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プロフィール

門田近影
◆本サイト管理人◆
門田由貴子(かどたゆきこ)
組織変革コンサルタント、
キャリアカウンセラー
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